御存知！名手Tony Macalpine/Tommy Aldridge等参加 Project:Driver 隠れ名盤 「M.A.R.S.」 日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定版 国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、紙ジャケット表右角付近に二箇所線状の圧跡がございます。
２０１０年度リマスター音源となります。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Tony Macalpine(G/Key/B-Vo)、Tommy Aldridge(Ds/B-Vo、ex-Pat Travers Band、Gary Moore、Ozzy Osbourne他)、
Rudy Sarzo（B/B-Vo、ex-Quiet Riot、Ozzy Osbourne他）、Rob Rock(Vo、後にImpellitteri他)となります。

プロデュースはMike Varney、録音エンジニアはSteve Fontana(後にかの”Santana”絡みでグラミー賞受賞)。
１９８６年前半米国カリフォルニア州コタティ”Prairie Sun Recording Studios”での制作となります。
Ozzy Osbourne、Quiet Riotをそれぞれ離れたTommy Aldridge/Rudy Sarzoが再び手を組み、メジャー契約を目指しバンド構築に走ったのがこの「Project:Driver」でございます。
(このバンド名称、仮名称の感が..........................)
初期にはJeff Scott Soto(Vo、Rising Force/World Sirkus等)やCraig Gordy（G、Giuffria/Dio/Budgie等）等が目まぐるしく在籍した事でも知られますが、
かのShrapnel Records社長Mike Varneyが仲介。このラインナップに収まった模様でございます。
残念ながらメジャー・レーベルが興味を示さず、仲介したMike Varney運営”Shrapnel Records”と契約。
作品制作に勤しみますが、今作録音後に再度メジャー契約を目指してリズム隊が離脱。
敢無く解散と相成ります.............................

(その後Aldridge/Sarzoはポピュラーな音楽性を指向と言われた「Energy」を結成。
されどかのDavid Coverdaleからお呼びがかかり呆気無く解散。新生Whitesnake参加という経緯がございます...............)

制作は
Mike Varney単独にて
継続しミキシング、そして完成。
リリースに至る...............という経緯がございます..........................................

さて、今作。
正統系アメリカン・メタルの音楽性でRob Rockの当時のヴォーカル・
スタイルやOzzy Osbourne以降のTommy Aldridgeのドラミングの有り方もあり、
非常に力強い感のある楽曲が揃います。
力技的な楽曲が目立ちますがTony Macalpineの存在が独自のものを生み出しており、
大仰で大作主義的なもの、パワーバラード等ひねりの有る且つシンフォニック系の影響が窺える優れた楽曲が含まれる今作。
一作のみで終了した事が音楽的に悔やまれるものとなっております。
Bob Rockの当時のヴォーカルスタイルがかのGraham Bonnet系。
一本調子であった事で音楽性に限界を感じた事で、バンドの発起人たるリズム隊”Aldridge/Sarzo”の離脱を呼んだと言われておりますが、非常に上手いもの。
H
M/HR系界隈では大きく評価を受けるものではないか？という感がございます........
現在に至るまで再度の顔合わせが無いというこのラインナップ。
「Project：Driver」というバンド名称では無いプロジェクト名称である事がそれを表している感がございます............
Mike Varney主導のコネクションという事なのでしょうか................人的繋がりと言うよりは...............
崩壊の仕方もああでしたし........
後にRob Rockが「Driver名義」にて継承。
(”Project:Driver”名称権はバンド崩壊後にMike Varney側が保有の感........................)
更にはかの名手Roy Z(G、現Tribe Of Gypsies。Bruce Dickinsonソロ作、Halford等のプロデュース/演奏参加でも有名)と組み、
新作を制作した事で通なメタルファンに知られるものでございます........

現在は入手が非常に困難。この機会に是非。