■商品詳細
【書名】鎌倉勝概圖
【巻冊】一舗
【著者】秦檍丸（あはぎまる）圖石渡弥右衛門藏板（後捺）
【成立】寛政10 年3 月
【大きさ】59.5×132.5㎝
【形体】手彩色原装原題簽極美品超特製版帙入★鎌倉絵図としては非常に稀な横型図で、左に江ノ島、右に金沢八景までを描いている鳥瞰図的な稀覯絵図です。★鎌倉市文化財資料第5集『鎌倉の古版絵図』にはおそらくは同板の墨刷り無彩色の伝図が示してあります。その体裁絵図はたまに市場に現れますが、本版のような表紙は存在しません。★手彩色としましたが、むしろ加筆して画を描いたと云うべきもので、顔料は極めて上質、下方に豪快に描かれた由比ヶ浜の浪は流布する版図にはありません。★本図の右角に押印してあります「月岡／藏書」は松代藩家臣の月岡氏のものです。★用紙は厚手の上質紙で刷られており、表紙と裏表紙には「頼朝屋敷」「千葉屋敷」「建長寺」「圓覺寺」「永福寺」の古瓦が刷り込まれています。★おそらくこの絵図は初刷りの超特製版で身分の高い藩主クラスに贈られた献上品ではないかと考えられます。
★コメント
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