W6のシリアルからはじまる、76年製のバーニーFLG-120になります。1ピースのマホガニーバック、交換してしまいましたがグローバー102Cが標準で搭載されていました。ボディシェイプ的におそらく東海楽器か河合楽器製のように見えますが詳細は不明です。寺田楽器製もあるようですが、そちらはボディシェイプが若干膨らんでいるため、本機とはまた違うように思います。最近2本購入し、本機は予備として使おうと思ったのですが、予備としては結構メインと音が違うため、出品することにしました。改造箇所が多くありますので、以下に記載します。
①ペグ
オリジナルのグローバー102CからゴトーのSD90に変更しました。
②電気系統について
1v1tに改造しました。上のスイッチは飾りで、下の銀色のスイッチでPUを切り替えるようにしています。ポットをCTS、ジャックをピュアトーンに、コンデンサもバンブルビーを使用しています。PUは前後ともにモモセのBEANOに変更しました。また、PUキャビティ内とコントロールパネル内に導電塗料を塗っています。飾りのスイッチは地味に当時のスイッチクラフト製、ヴィンテージものになりますので、こちらの配線を変えたい場合はご活用いただければと思います。
③ブリッジ
こちらもゴトー製のGE104に変更しています。テイルピースはオリジナルです。
④難あり点について
・フレットがかなりすり減っており、現在高音弦のハイポジ(15-16フレットあたり)にデッドが発生しています。弦高は現在6弦2mm、1弦1.5mmにセットしていますが、このまま使用する場合は弦高をかなり上げるか、下手をすれば上げても解消されないと思います。すり合わせはほぼ無理なため、フレット交換が落札後絶対に必要になるとお考え下さい。ネックの状態は比較的良好で、ロッドも締め、緩め側ともに余裕がありますので、しっかりと手入れしてあげれば長く使えるギターになると思います。
・この当時のFLGシリーズにはよくありますが、ボディくびれ部のバインディングが剥がれかかっています。また、古いものなので傷も多くあります。完品ではありませんので神経質な方の入札はご遠慮ください。
・元々ペグの取り付けが斜めになってしまっており、それに伴ってSD90も斜めに付いています。当方では少し不安だったのでネジ穴の修正はしていませんが、気になる方は対応いただければと思います。チューニング等に影響は感じません。
音についてですが、当方がメインで使っているFLG-120と鳴り方の基本的な部分は同じです。
ですがこちらのほうが重いため、低音弦がクリアで、全体的にワイドレンジに聞こえると思います。楽器としては使いやすいのですが、反面枯れ感や味わいは若干メイン機よりも少な目で、それが手放す理由となりました。ただ、良いレスポールであることは間違いありませんので、ギブソンを検討中の方にもよい選択肢になりうると思います。
発送は画像のケースに入れてヤマトの着払いで行います。恐れ入りますがNCNRにてお願いいたします。その他ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ。