グラン・クリュ・クラッセ「ラ・トゥール・フィジャック」は、1879年に分割されるまで、他の「フィジャック」称のシャトーと同じく 広大なフィジャックの領地の一部でした。
畑の中に塔が建っていることに因んで、このシャトーには「ラ・トゥール」の名が冠されたといいます。
シャトー・フィジャックを南の境界に、シュヴァル・ブランを東方に、そして西方にポムロールを見る立地にあるシャトーですが、ステファン・ドゥルノンクール氏がコンサルタントとして招かれてからは、そのポテンシャルを遺憾なく発揮するようになりました。
こちらのシャトーでは、ボルドーでは珍しく1997年という早い時期からビオディナミを取り入れており、収穫はすべて手作業で行われ、 発酵・熟成はその年のポテンシャルに委ね、自然な形で進められています。