◆商品名◆
フランスルネサンスの激レア袖珍本
アンリ・エティエンヌ『ギリシア喜劇金言集』
1569年刊/古代ギリシア新喜劇/メナンドロス他
◆商品説明◆
アンリ二世・エティエンヌ
『ギリシア喜劇金言集』
パリ；アンリ・エティエンヌ、1569年刊
著者兼版元のアンリ・エティエンヌ二世（Henri Estienne＝Henricus Stephanus、1528年1598年）は、フランス・ルネサンスのユマニスト出版業者の名門エティエンヌ家の一人で、ギリシア語聖書の印刷で名高いロベールの息子。優れた古典学者・文献学者で写本ハンター。版元としては、1578年に出版したプラトン全集が、現在でも「ステファヌス版」として標準的底本となっています。
こちらの著作は、古代ギリシア新喜劇から金言を抜粋してラテン語訳し、解説を付したもの。スピーチなどのネタ元として需要があったようです。ところどころに書き込み用の空白ページが用意されています。サイズが11x5cmの細長い袖珍本で、大変珍しい判型です。
内容は、献辞、金言の概要と選択基準、著者のアルファベット順による金言集（アレクシスからメナンドロスまで）、主題別の金言集（生や死、酒、運、未来等々）、フィレモン、ギリシア新喜劇を翻案した古代ローマの劇作家の金言集（テレンティウス、プラウトゥス、プブリリウス・シルス等々）。
装丁はおそらく18世紀の仔牛革総革装。外装の状態は、背の上下端、角、溝に革の欠損。綴じは堅牢です。本文の状態は、標題紙に薄い汚れ、焦げのようなものが一箇所、濃いシミが一箇所。下の余白に水シミ。
新喜劇
前4世紀後半以後のギリシア喜劇。古喜劇のように時事問題を扱わず，個人攻撃をせず，むしろエウリピデスの悲劇の影響のもとに発達したもので，恋物語をテーマにして，筋のおもしろさと性格描写をねらい，架空の人物を使って当世の生活を描く。人物も筋も平凡に類型化され，合唱隊は劇と関係のない幕間の音楽のためにのみなお存在していた。創始者はフィレモンといわれ，メナンドロスとディフィロスがこれに続く。現存作品はメナンドロスの1編のみであるが，ほかに長い断片がいくつかあり，ローマのプラウツスとテレンチウスの翻案劇から原作のうかがえるものもある。
（出典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典）
本のサイズは写真では把握しずらいので、一緒に写している蛍光ペンとの比較においてご判断くださいませ。
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書名：
Comicorum Graecorum sententiae....
著者：
Henri Estienne (Henricus Stephanus)
出版社：
Paris, Henricus Stephanus
出版年：
1569
言語：
ラテン語/ギリシア語
ページ数：
[32], 633p.
サイズ：
11.4x5.6x2.5cm
状態：
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◆コメント◆
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