コリンズのSラインやKWM-2より一世代前の、KWS-1 TXとペアになる高級な造りのHF 受信機です。S/No. は再下桁の6の数字が薄くなっていますが５５９６です。定かでは無いですがおそらく知る範囲では6000番台は無いと思いますので、最後期のモデルだと思います。
前半のモデルとは違って後部のANT CONNECTORの部分に別のBOXが付加されていて、アンテナコネクターもBNCになっている所が目立った違いでは無いかと思います。
メカニカルフィルターはオリジナルのF455J313.1KHZ幅の物が付いてます。
外観はフロントパネルは奇麗ですが、ケースの後部面や、上蓋他に白っぽい汚れが有ります。シビアな方には判断が異なると思いますが当方としては全体としてこの時代の機械にしては奇麗な方では無いかと思います。
動作は一通り確認し、RF部の再調整だけしました。
軍ジャンのSGでチェックしました。ボロSGなので定量的な測定は出来てませんが、手持ちのKENWOODのTS-430と比べて大差ない出力レベルでRX出来ています。
ちょっと電線を付けて７MHZを聞いてみましたが問題なくRX出来ます。1950年代の設計のRXですが、70年近く経ってもTS430等と比べても遜色なくSSBがRX出来るのは、さすがにコリンズのRXです。
マニュアルはネットで見つけたのをDVDに焼いたのが有ります。