御存知！名ブルーズ・ロック・ギタリストスティーヴィー・レイ・ヴォーン意欲的名作「Soul to Soul」 MFSL盤SACD未開封新品でございます。
オーディオ・ファンには御馴染みMusic Fidelity Sound Lab社のSACD盤でございます。現在主流のフラットマスタリング方式の先駆者でも知られる会社でございます。
そもそもアナログにせよ、CDにせよ、何にせよ、マスターテープの音を如何に正確に再現するか？という事が一番の問題でございます。
近年オーディオ・ファン曰く、アナログレコードが一番マスターの音を上手く再現していたのではないか？との指摘もありアナログ・レコードが再評価され、
昔の名マスタリング・エンジニアが手掛けた当時発売のレコードが高値を呼ぶ近頃ではございます。
この会社は先んじてそれに拘ってアナログ音の再現を独自のマスタリングを行ってきた感がございます。
但し、このSACDにはスクラッチ音はございませんが.............
内容は言わずもがな。
ラインアップはカルテット編成の名手揃い、Stevie Ray Vaughan(G、Vo、一曲のみDs)、Tommy Shannon(B、Vo
)、Chris Layton(Ds、Vo)、Reese Wynans(Key、Vo)となります。
またJoe Sublett(Sax)が二曲ゲスト参加となります

さて、この意欲的名作3rdでございますが、キーボード奏者を迎えての制作。

音楽性に色気を出してきた前作を踏襲した高品質なブルーズ・ロック路線ではございますが、バンドにキーボード奏者を迎える前提となる音楽性の前作を基に発展・拡大した感のある作品でございます。
キーボード奏者の存在からも楽曲中心の感があり、演奏もそれに沿う感がございます。
幾分コンパクト気味とは言えどStevie Ray Vaughanのギターワークは冴え渡り、良い意味で演奏者のエゴが出たもの。
堅実とは言えどセンスの良いダブル・トラブルの演奏にも注目でございます。
新加入のReese Wynansの演奏は見事なもの。バッキングでありながらも邪魔にならぬ絶妙のバランスで個性を発揮。
ソロではStevie Ray Vaughanのソロ演奏個性を上手く引き継ぎつつ次の楽曲展開へ繋ぐという職人演奏を展開。
聴き手を唸らせるものでございます。
録音時代が時代だけにディジタル色が強く、洗練された音造りが今となっては鼻に付くところがございますが(当時のエリック・クラプトンやジョニー・ウインターもそうですが.....)、ストラトの音色は抜群。
あまり色を加えていない自然な音色は非常な魅力でございます。
録音スタジオはアメリカ・テキサス州ダラス の名スタジオ”Dallas Sound Lab”(現在は閉鎖の模様、名を変えて再出発？)。
成功後とは言えど二か月程度の制作期間という事が驚かされます。
前作同様余計な音を加えないライヴを意識した音造りを基本としており、
八十年代特有のディジタル音全盛の時代ではございますが、
オルガン奏者の存在もあり前作よりもアナログ感の強い音造りとなっております。
一曲元来のトリオでの録音もございます..................

現在は入手が困難模様。この機会に是非。
注：発送方法は変更になる場合がございます。宜しくお願い致します。