６Ｃ３３ＯＴＬ＆ＯＣＬアンプ８本仕様直接引取限定
簡易プリメインリモコン付き
＊アンプの基本回路はＯＴＬ設計の先生武末数馬様の作品をコピーした自作アンプです。
製作日は２０１８年１０月で動作時間は３００時間位です。スペアで確保していたアンプです。
数台のＯＴＬアンプを使い分けていますので、５年以上前のものですが使用時間は少ないです。
構成は片チャンネル６ＡＵ６（１本）、１２ＢＨ７Ａ（１本）、６Ｃ３３Ｃ－Ｂ（４本）です。
６Ｃ３３、電解コンデンサー、電子部品は新品を使用しています。
トランス類、６ＡＵ６，１２ＢＨ７Ａ、リレーは中古です。
＊測定器無しでバイアス調整が出来ます。
調整用半固定抵抗はシャーシ上側にあり、通常の使用状態で底板を開けずに調整出来ます。
前面パネルにＬ，Ｒのデジタルメーターでパワー管の電流とスピーカ端子のＤＣバランスがスイッチの切り替えで直読できます。
デジタルメーターの最小単位は１ｍＶです。
電流を増やすとダンピングファクターが大きくなります。音質は中低音域の量感が上がります。
減らすとこの逆になります。スピーカや部屋の条件、その他の機器の相性で微妙な音の調整が可能です。

＊ＯＴＬ＆ＯＣＬアンプになります。
ＯＴＬアンプはスピーカ保護のため電源のアースを接地せず、スピーカと電源を切り離してあります。
切り離してあるためにはコンデンサーを介して音声信号が流れます。
中央のＳＷをＯＣＬに切り替えるとコンデンサーレスのＯＣＬ回路になります。
電源が接地され、スピーカアースと電源が結ばれ低域の帯域が拡がります。
ＤＣバランスが崩れていた時にはスピーカに直流が流れます。必ずＤＣバランスを確認してください。
ＯＣＬ回路の使用は自己責任でお願いいたします。（ＤＣアンプではありません）
私はＯＣＬアンプを十数台作っていますが、問題は出ていません。
＊簡易プリメインアンプにしてみました。
前面パネルは傾斜パネルです。
リモコンＶＲの奥行きが長く内部部品と干渉するためパネルを傾斜させて当たらないようにしました。
入力は２系統あります。入力切り替えＳＷ上でＣＤ，下でＡＵＸです。
ボリュウムはリモコンで操作できます。アルプスの電動ＶＲで手動でも調整は可能です。
中央のＶＲはバランスＶＲ（ＭＮ形カーブ）でセンタークリック付きです。
入力感度は０.６Ｖで２０Ｖ出力で８Ω時５０Ｗのパワーが出ます。
ＣＤやＤＶＤ、ＤＡコンバーターなどからプリアンプ無しでダイレクトで入力できます。
ＰＨＯＮＯやトーンコントロールはありません。
＊真空管のＯＴＬアンプはスピーカインピーダンスが８Ω以上というのが多いのですが、
４Ωでも心配なく音出しできるように駆動電圧を低くして、低負荷でも直結で鳴らせます。
スピーカはマグネパン（４Ω）を想定して作っています。
大音量で歪んだ状態での連続使用はお避け下さい。
＊出力は８Ω：４７Ｗ、４Ω：３３Ｗ。（歪率計がありませんのでオシロクリップ前）
低電圧での動作のため、パワーは少ないです。
＊周波数特性は１Ｗ時、５Ｈｚ：－０.１ｄＢ～２５ｋＨｚ：－０.１５ｄＢでほぼ平坦です。
手持ちの発信機がスピーカ動作試験用のヘテロダイン型のため、発信機の帯域が狭く高域は２５ｋＨｚまでです。
カップリングコンデンサーや平滑電解コンデンサー容量をできるだけ大きくして低域をＤＣ近くまで出るように努力しました。
パワー部の電解コンデンサーは１０００μＦを合計１０８個使い、１０万８０００μＦになっています。
通常設計値の５～１０倍位の大容量で電源インピ―ダンスを下げています。
１０８個の電解コンデンサーは人の煩悩の数と同じで偶然になってしまいました。
パワー部分の電源トランスはトロイダルで左右独立電源で左右の干渉もありません。
チャンネルセパレーションの悪化も無く音の濁りも出ません。
＊アンプ設置場所は解放型のラックで、放熱に配慮してください。
温度が高くなりすぎると、真空管や電解コンデンサーの寿命が短くなります。
底板からファンで強制空冷しています。ファンの電圧は半分位に落とし、ファンノイズを軽減しています。
シャーシ内の温度は４０～５０℃程度です。真空管自体は熱くなりますのでやけどに注意してください。
＊トランスカバーはスプレーでアルミの上に黒塗装しています。
焼き付け塗装でないため密着は悪く塗装剥がれが出やすいので、剥がれたときはタッチアップしてください。
＊真空管ボンネットはラックスの中古既製品を使用しています。
＊リモコンはＶＲ操作のみ使用でき、入力切替や電源入切などは出来ません。
使用電池はＣＲ２０２５指定なのですが、電池の接触が悪いためＣＲ２０３２に交換してあります。
動作には問題ありません。
＊右前の６Ｃ３３の３本角の位置が前後逆になっています。
ソケット取り付けは間違っていません。真空管は同一ロットですが１本逆に生産されたようです。
エラーコインなどでは価値が上がりますが、エラー真空管の価値はどうなのか？
電気的性能は問題ありません。
＊スピーカからのハム音は聞こえません。ノイズレベルはＯＴＬで約０.２０ｍＶです。
＊外形寸法４７２（Ｗ）ｘ４６０（Ｄ）ｘ２２０（Ｈ）質量２２.８ｋｇ。消費電力（無信号時）約４５０Ｗ。
＊品物はアンプ本体、真空管ボンネット、取説とバイアス調整方法、リモコンと仕様書、武末数馬様の基本設計部分コピーです。
電源コードは付属致しません。 お気に入りの３Pタイプのコードをご利用お願いいたします。
＊直接引き取り限定、
引き取り場所は東京都日野市です。
階段を1階分持ち上げての搬出をお願いいたします。