＜内容＞
ロシア・ピアニズムの重鎮にして、女流ピアニストの師範代、
タチアナ・ニコラエワによる貴重な初期録音で、バッハのパルティータ第４番。
Ｔ．ニコラエワは、
母親がＡ．ゴリデンヴェイゼルに師事したピアニストであったこともあり、
３歳から母親にピアノの手解きを受けた後、やはりＡ．ゴリデンヴェイゼルに
師事した、ロシアを代表する名ピアニストである。
１９５０年に、バッハ没後２００周年を記念して、
ライプツィヒで開催されるようになったバッハ国際コンクールに於いても、
第１回の優勝者に輝いたのは彼女であった！
因みにその時、
コンクールに出席していた作曲家のショスタコーヴィチが、
彼女の弾くバッハの演奏に触発され、「２４の前奏曲とフーガ」を作曲した後、
彼女に献呈したという逸話も非常に有名である。
ロシアが誇るバッハ弾きとして知られる彼女であるが、
兄弟子でバッハのスペシャリストでもあったＳ．フェインベルクが、
早く（６２年）に亡くなったこともあり、ニコラエワが残した一連のバッハは、
特筆すべきものばかりである！
取り分け今回御紹介するレコードは、
”バッハのパルティータ”に強い思い入れのある彼女が、
全曲録音に挑んだ８０年代の録音よりも、遥かに若い頃の初期録音で、
パルティータ集から１曲だけを狙い撃ちした”Ｔ．ニコライエワ究極の１枚”！
針を落とした瞬間から、非常に鮮度の高い美しいピアノの音色に驚かされるが、
よく聴けば、ピアノの特性を最大限に生かした見事な作品解釈！
バッハの本質的な構造を捉え、各声部を丁寧に引き分けたポリフォニックな表現は、
改めてバッハの造形美を実感出来る”究極のパルティータ”である！
しかしながら、プレス数の非常に少ない後期プレ・メロディア盤のため、
極めて入手の難しい超希少盤！
＜レコード番号＞
ロシア
メロディア
Ｄ－１４６８１／２
（ モスクワ・プレスのプレ・メロディア＝青に銀文字ＭＫレーベルで、１０インチ極厚重量盤のレコード。 ）
＜ 完全初出オリジナル！
このレコード番号で、プレ・メロディアは非常に貴重です！ ＞
＜レコード・コンディション＞
ＮＭ－ ～ ＮＭ＋
全体に光沢も美しいとても素晴らしいコンディション！（ 音質も非常に濃密でクリア！ ）
ただし、第二面に僅かなスリキズがありますが、余りにも録音が良いため、殆ど気になりません！
＜ジャケット・コンディション＞
英語とロシア語の表記もある、輸出仕様ＭＫ専用の完全オリジナル・ジャケット。
ライブラリーコレクションのため、ジャケット裏面やレーベルに書き込みなどあり。 （ 画像参照 ）
※
大きな問題（誤記等）があれば、その都度丁寧に対応させて頂きますが、
基本的にノークレーム・ノーリターンでお願い致します。
＜御紹介＞
当方が出品しているレコードについては、全ての商品に於いて
クリーニングやメンテナンスを、時間をかけて丁寧に行っております。
そのため、カビや汚れは勿論のこと、ホコリの心配なども不要です。
落札された方は、レコードが届き次第、直ぐに再生可能です。
ですので、安心して入札して頂ければと思います。
（
盤面の外傷等は除きます。）