災害時の熱源は、なるべくシンプルな構造が望ましいです。
さまざまな熱源がある中で特にアルコールストーブ（アルコールバーナー）の魅力は、シンプルな構造と、静かな青い炎、そして軽くてコンパクトなこと。
アルコールを注いでマッチで火を着けるだけで、アルコールの燃える火の熱がアルコール液を温めて気化し、丁寧に開けられた口穴を通って噴き上げます。通常は一列でも十分なところを内側と外側の二列に並ぶため、炎は力強くとてもきれいです。
静かで環境にやさしく、なにより魅力的なアルコールストーブ（アルコールバーナー）の火を利用して、お湯を沸かす、モーニングティーやコーヒー、サバイバルフーズを調理するのも良いですね。
普段使いから、アウトドア、災害時の熱源に、エバニューのアルコールストーブとナカムラのマッチをお勧めします。

20年前、アウトドアクッカーの素材はステンレスとアルミだけでした。しかし、ステンレスは強度が高くても重たく、アルミは軽いがやわらかい。
エバニューが新しい素材として行きついたのが「錆びず」「強度があり」「金属イオンが出ない」チタンでした。しかしチタンの薄板を加工するのはたいへん難しく、職人たちとの2年におよぶ試行錯誤の末に商品化に成功し、今では、独自技術により薄さ0.3mmまで軽量化させ20%のコストダウンをはかることができました。ただ、特殊な薄板を使用しているため、高温になると結果的に焦げ付きやすいという弱点がありました。そこで、焦げ付き防止の研究を重ね、セラミック樹脂コートがチタンともっとも相性が良いことを発見しました。エバニューのチタンクッカーは世界に名をとどろかせ、2010年米国バックパッカー誌の最高賞であるEDITOR'S CHOICE GOLD AWARDを受賞しています。