安部公房著、後に芥川賞受賞作と為った『壁』です。該書は私が初版本蒐集に、次第に埋没没頭した契機と為った物。謂わば嚆矢の作品です。内訳は、石川淳の序文・Ｓカルマ氏の犯罪・バベルの塔の狸、そして赤い繭。言うまでも無い初期のsurrealisticな作品群です。●安部公房世界は安部公房fanでないと解らない処有りますが、安部公房を蒐集されてる方、是如何でしょうか？。●紙質の焼け・滲みは仕方有りません。御忍従下さい。●裏扉に神保町有名古書店のsealが貼付されて居ます。●本はparaffin紙を掛けて有ります。●月曜書房月報・坊主にまでparaffin紙を掛けて保護してましたから、私も病気でした。(笑)●これで読書Card(葉書)が有れば完本でした。●私の自己紹介欄もお読み下さい。
（2017年 12月 19日 8時 43分 追加）
先般Yahoo auctionに『壁』が出品され、８萬円の高価で落札されて居ましたので、私も其れに触発され、在庫を出品してみました。私も初版本信仰の端くれ、古書価が暴落するのは快しとしません。古書価が下がると、本自体の固有価値(刊行された時代の息吹き)が損なわれるので、真の初版本蒐集家には、何とも遣る瀬無い想いかと思料します。該書は一時期、古書価が150000円位に為った事も有りました。私の出品98000円は一応「stop安」です。是以下にはしません。馬鹿らしいと御判断される向きは、安い出品をお探し下さい。失礼しました。
（2017年 12月 19日 9時 13分 追加）
帯にparaffinを掛け、更に本体にもparaffinを掛けてますので、paraffinが二重で帯が不鮮明ですが真正の帯です。
（2017年 12月 19日 12時 26分 追加）
書き忘れましたが、両表紙・背文字・帯全体に褪色有りません。初版本maniaに充分応え得る１本と思います。
（2019年 9月 19日 21時 56分 追加）■auctionを偵察してましたら、『壁』初版本帯付が破格で出品されて居ました。千載一遇のchanceかと思いますので、皆さん挙ってそちらを入札下さい。私もその方が助かります。