RZ250 RZ350 吸入改善 エアクリーナー ファンネル ダクト クリーナーケース拡大アタッチメント
オリジナル開発パーツ。開発～検証で約1年半を要しています。
4L0-14437-00 ダクトの代替品でもあり、吸入量を増大するために形状を工夫しています。
吸入口はいわゆるファンネル形状として、さらにエアクリーナー容量を拡大するアタッチメントとセットしました。
※エアクリーナーボックス本体は付属しません。取り付けの参考です※
→白い樹脂パーツが本セットの構成部品です。
RZのエアクリーナーは豚鼻と呼ばれる 4L0-14437-00 ダクトが入っています。
諸説ありますが、これを取っ払ったり、ケースに穴をあけたりすることで高回転の伸びが良くなる云々…ということで、加工されてしまった個体も多いと思います。
しかし、これは少なくとも町乗りでは大間違いです。
中低速のトルクが落ちるので、高回転域が強調されて速くなったと勘違いするだけです。
現代のレーサーも、インダクションボックスは非常に凝っていますよね。
90年代あたりのレーサーもラム加給がなくてもインダクションボックスは装着されています。
直キャブ（今なら直スロットル？）や剥き出しのファンネルはまず見ません。
自然吸気エンジンは慣性加給の効果が重要です。
豚鼻を外したりクリーナーボックスに穴をあけることで慣性加給が弱まり、同時に吸気に乱流も起きやすくなる。
結果として高回転ではイイのかもしれませんが、低中速がダメになるのです。
このダクトが無くて困ってる方、またダクトは持っていても吸気の改善をしたい方はいらっしゃると思います。
RZって、ノーマルのセッティングだと大抵プラグが黒っぽくなりません？
キツネ色にはならないんですよね。
純正セッティングは意図的にスロットルの低中開度が濃く設定されてると思います。
しかし、このダクトとアタッチメントを取り付けることでバリッとした焼き色に変わるんですよ。
ダクトは純正豚鼻と全長が同等、先端部分をファンネル構造として吸入効率をアップしています。
ダクトが外にせり出した分、吸気経路もエンジンが吸いやすいように調整されます。
なお容量拡大アタッチメントですが、エアクリーナ容量を向上させることでスロットル開けはじめのツキが良くなります。
計算上約300㏄ほどですがエアクリーナーボックスの容量が増えます。
私の環境ではこのアタッチメントだけでもプラグの焼け色に変化が出ました。
〇効果
・高回転の伸びが良くなる
・低回転でアクセル開けはじめのツキが良くなる
・パワーバンドが広がる
→若干下の回転数からパワーバンドが始まるようになりました
・アイドリング回転数が上がる。
→全体的にエンジンが軽く回る印象になってます。苦しそうな感じが無くなったというイメージです。
・プラグ焼け色が変わる
→焼き色的には薄めに出ますが乗った感じで薄い症状は感じません。不思議な感じです。
・エンジンが静かに回るようになる
→不正爆発が減ったんだと思います。よく燃えてる。プラグ見てもそんな感じです。
E/G350で当方が別売りしているスペシャルマップ入りのデジタルCDIと組み合わせていますが、町乗りが快適。
峠でも下の回転数が使えるのでズボラ運転できます。
イザ回すと最後の伸びきりが装着前よりヒト伸び違う。こんな回ったっけ？という感じです。
価格はそれなりですが、点火マップを最適にしたデジタルCDIとこのダクトはネガティブを生まずに性能向上できる優秀なパーツだと思います。
※テスターの感想です。個体差により印象は変わりますので保証する内容ではありません。
取付は、純正豚鼻を取り外し、豚鼻取り付けのダボ穴を利用して、ネジ止めしてください。
当方ではM6の極低頭六角穴付きボルトと、薄型のUロックナットを使っています。脱落防止のためです。
適宜ワッシャーなどを組み合わせて隙間ができないように組んでください。
エアクリーナーボックスのアタッチメントは組み立てが必要です。
接着は2液性のエポキシ接着剤を使用。
ダボの嵌合は個体差が出やすいです。
また、3Dプリンターで出力するためダボ穴に樹脂粉が溜まっていることがあります。
組立前にダボ穴を針のようなもので掃除し、キツい場合はダボの凸部カッター等で削ってください。
アタッチメントでかさ上げする分、エアクリーナーボックスの蓋を止めるネジを長めに変える必要が出ます。
ボルト等はご自身でご用意ください。
車両の個体差によりタンクが浮き気味になる可能性がありますが、当方のテスターさんたちの車両では問題になるような浮きは見られませんでした。もし浮いてしまうようであれば、必要に応じてヤスリ等で削り、高さを調整してください。
色は白です。塗りたい方は染めQ等の染料系塗料で色付けできると思いますが、あまりお勧めはしません。
ザラっとしてますが、このほうが流体を通すうえでは有利です。
（ポート研磨でピカピカにポリッシュするよりあえて梨地のほうがイイと言うのと同じ理由です）
旧車向けカスタムパーツです。ノークレームノーリターンで。