写真同じですそもそも、祝辞を贈ったり、おめでたい事を祝ったりすることは、
対象側は無論のこと、むしろその贈り手側に優しく穏やかな気持ちを抱かせるものだ。
新年を祝う門松について、以前から気になっていたことがある。
クリスマスに飾られるツリーに、どことはなしに似ている気がしてしまうことだ。
松竹梅を配す門松のスタイルと、もみの木のツリー、一見かけ離れている様に思えるが、
全体のフォルムや色合いなどが不思議と共通している所もあると思う。
クリスマスツリーも発祥の頃には、赤いりんごだけで飾ったものがあったそうで、
そうなると益々、この常緑樹と紅いものという組合せの類似に、うなずいてしまう。
そんなところから、日本だけに限らず欧米も含め、お祝い事、おめでたい事、縁起物、
慶事にまつわる物を諸々思い浮かべてゆくと・・・
そんな緑と赤の配色が昔から多く、これにせいぜい金色や白をプラスしてみるだけで、
大概のものが当てはまってしまう。
逆にブルー系や寒色系は、イメージでは無いらしく、ほとんど見当たらない。
どうやら、これは人間が本来持っている色彩心理に基づいているように思う。
「祝う」「寿ぐ」という気持ち自体が、人や自然、季節、あるいは信仰心などに対する
思いやりと感謝に満ちた、穏やかな心の表れであるから、自然とそうなるのだろう。
また、色彩心理の話では、食して身体に良い物の色にも似たような側面があり、
人参・トマト・苺etc.・・・などの色は、“ビタミンカラー”とも呼ばれ、
体のみならず心をも元気にすると聞く。
そうした祝い事に関る小物たちを、画面いっぱいに溢れるほどの光がさす窓辺に並べ、
それぞれに込められた優しい気持ちを、更に膨らませるような小物もそこに配し、
描いてみたいと思い立ったのだ。
そして、余談ではあるが、こういった題材に向き合う制作の中で、
自分自身、徐々に心穏やかになっていくことが出来た。笹倉　鉄平
＊フレームは、以下の中からお選び下さい。この作品にお薦めの当店自慢の厳選した木製の高級フレームをピックアップしています。
作品には、セレクトしていただいたフレーム・アイボリー平面マット・マットと作品の間の部分に金もしくは銀のプロフィール（作品・フレームの組み合わせで、プロフィールが無いほうが良いと思われる場合には、お付けしません）・UVカットアクリル・中性紙をフレーミングします。

フレーム番号

1-201. E-681WH　白・金　幅約5.0センチ

2-204. G-9239WH　白に金模様　幅約6.0センチ

3-046. D-36020　白　幅約4.5センチ　ITALY

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フレーム番号

4-026. C-20076　金　幅約5.7センチ

5-154. 24-6351　金茶　幅約4.4センチ　ITALY

6-178. 14-9074　ベージュ　幅約5.0センチ　ITALY

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