御存知！カナディアン・ハード・ロックの雄Triumph隠れ名盤2nd「炎の勝利者」日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤未開封新品でございます。
以前は1stとの楽曲抜粋でのコンピレーション盤となっておりましたが、ここではオリジナルに沿うものとなっております。
内容は言わずもがな。
ラインアップは不動の名手トリオ。
Rik Emmett（GVo）、Gil Moore(DsVo)、Mike Levine（BKey）となります。
またキーボード奏者やバックコーラス隊のゲストがございます。
今作からMike Levineがプロデュースに乗り出しております。音楽性の土台が既に完成しており、色々と外部に口を挟まれる事を避けた感がございます。
されどこのMike Levine、プロデューサーとしてのギャラは以後も貰っていないそうでございますが......................................
同じカナダのロック・トリオとしては「Rush」が有名でございますが、こちらは大陸系ハード・ロック系の音楽性でございます。
但し、演奏を含め小回りが利くという事では共通しております。
大陸系ハード・ロックとは言えど、特有の埃っぽさや脂っこさが非常に薄く、洗練さやメロディアスな感覚が伴う事がミソでございます。
前作同様大作主義が二曲存在しておりますが、ここではより強力なものとなっております。
後にバンドの売り物となるRik Emmettのアコースティック演奏曲を含む、かのホルストの「火星」のアレンジを含むメロディアスな長編曲が特に特筆されるもの。
後々の全盛期にも大作主義が登場致しますが、ここでは非常に「プログレ/ハード色」の強いメロディアスなものでございます。
バンド形式の他の大作主義一曲をも含めこのプログレ/ハード色は次作まで非常に強いもので、バンド初期の音楽的特徴でもございます。
前作は評価が高かったもののセールス的には不振。
多分レコード会社の要望で今作では某有名曲のカバーが収められているきらいがございますが、それを含めても非常に魅力のある作品となっております。
順位は低いもののバンドとしては初のチャートイン。
ツアー後この実績を基に名作と名高い3rd「Just A Game」の制作に乗り出す事となります.........................................................

この日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤は現在では入手が非常に困難。この機会に是非。