写真同じです■染付とは藍一色で模様が描かれたものを染付といいます。有田焼では４００年前に始まりました。磁器の素地に、酸化コバルト、マンガン、鉄、カオリン等を用いた絵具（呉須）で下絵付をし、その上から透明な釉薬をかけて焼成すると藍色に発色します。酸化コバルトの分量、釉薬、磁土、また焼成方法によって青の色が変化し、鮮やかな藍、淡いものや黒みをおびた趣がある色合など発色はさまざまで、発色の微妙な変化・味わいを楽しむのも染付の醍醐味といえるでしょう。中国、朝鮮を経て有田に伝わり、白磁の温もりに藍一色の絵付で上品で美しい作風です。
■鹿・万葉集などの古歌にも鹿を詠んだ歌は多く見られ、親しみ深い動物です。中国においては「鹿」を「ろく」の発音で読みます、この「ろく」は「禄」の発音と近いので「福禄」になり「福禄をもたらす」といわれています。日本でもその影響を受け長寿・繁栄の象徴として古くから装飾品や陶磁器など多種多様にその意匠は用いられ、愛好されています。鹿の可愛らしさとモダンな文様で大変人気がある吉祥文様です。
■紅葉・古くから、その形や色の美しさが好まれ、色鍋島や古伊万里の作品に非常に多く描かれてきました。晩秋になると鮮やかに紅葉するもみじは、情緒豊かな絵柄で人気がある文様です。
■サイズ・高さ３２．１ｃｍ× 径３３．２ｃｍ
（手造り、手描きのため色彩や寸法に多少の違いがある場合がございます）
■素材・磁器
■デザイン・鹿・紅葉
■限定作品・陶歴しおり付き。作者銘入り。桐箱入り。
■お取り扱い方法・有田焼の花瓶ですので特別なお手入れの必要はございません。