御存知！名手Kit Watkins在籍Prog/Symphonic系Jazz/Rockの名バンド Happy The Man大傑作2nd「Crafty Hands」日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤未開封新品でございます。
日本独自の
K２ ２４BIT MASTERING採用の
リマスターでございます。
非常に音の粒立ちが良く、アナログ的な厚みがあり非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。

ラインアップは、Kit Watkins(Key、Flute、Recorder後にCamel)、Frank Wyatt(Sax、Key、Flute、Vo)、Steve Whitaker(Vo、G
)、Rick Kennnel(B)、新加入のRon Riddle(Ds、Per)となります。

プロデュースは前作に引き続き、かのKen Scott(グラム時代のDavid Bowie、Supertramp、Mahavishnu Orchestra、Jeff Beck、Billy Cobham、Stanley Clark、Dixie Dregs、America等を手掛ける)となります。

Genesis脱退後のPeter Gabrielが初のソロ制作に向けてのオーディション選考の際に白羽の矢が立ったのがこのバンド。
残念ながら採用には至らぬものの、かの大手レコード会社”Arista”の目に留まり、複数作品制作の契約を得る事となります。
当時アメリカで
はWeather Report等々のジャズ/フュージョン・クロスオーヴァー系の全盛期。
またSupertramp、Electric Light Orchestra等々、プログレッシヴ・ロック絡みの
ポピュラー路線バンドが人気を博しており、
そこから契約という感がございます。
ジャズ/ロック系にカテゴリー扱いされるバンドでございますが、ポピュラー/シンフォニック系プログレッシヴ・ロックの強い影響下にある音楽性。
但し、メロディ重視重視の感。
抒情性があるものの明るさを伴うもので、非常にポピュラー感を伴うものでございます。
後にKit Watkinsを含め多くのプログレッシヴ・ロック系のミュージシャンが転身し、世界的にも名を馳せる”環境音楽”系の音楽性を伴う事もミソでございます。

非常に複雑な楽曲展開、演奏・アンサンブルも驚く程巧み。かのジャズ/ロック時代のFrank Zappa的な面もございますが、上記の音楽性やメロディ感覚が非常に分かり易いものにしている事がミソでございます。

Kit Watkinsが音楽性の中心的な役割を果たしており、後にかの英国プログレッシヴ・ロックの名バンド”Camel”へと移行する事が理解出来るものでございます。

今作は前作に比べ、音楽性を絞った感がございます。

前作よりシリアスな感のある音楽性で、メロディ重視とは言えど一般で言う”(シンフォニック系)プログレッシヴ・ロック”の範疇にあるもの。
楽曲はジャズ/ロック時代のかのFrank Zappa的な複雑さや大仰さを抑えたもので案外シンプルで洗練されたもの。
演奏・アンサンブルもそれに準じたものでございます。
それにより、(結果的に)前作以上によりメロディ重視となった感がございます。

また後にKit Watkinsが転身する(後に言う)”環境音楽”系の音楽性が強く感じられる事もミソでございます。

前作同様ミュージシャン界隈での作品の評価は非常に高いものの
セールスは芳しくなく、
契約は解除という憂き目に遭う事となります..............................................
Ron Riddleが脱退し、Coco Roussel(後にHeldon、Clearlight)が加入。次作3rd(後に”Better Late...”としてリリース)制作に取り掛かるものの、新契約の獲得に失敗。その3rd作はほぼ完成状態のまま”お蔵入り”の憂き目に遭う事となります......
そしてKit Watkinsは後にCamelに加入し、バンドは解散の道を辿る事となります................
音楽シーンは煌びやかな八十年代～オルタナ／グランジの台頭を経てビジネス形態が大きく変わり、”ロック音楽のアート性”にも注目が当たる事でプログレッシヴ・ロックにも再評価の光が差し込む事となり、」
また”Classic Rock”というジャンルが構築され、ロックの偉人のみならず隠れた名作群にも光が当たる事となります。

その中でこの”Happy The Man”にも再評価の光が当たり、幻の3rdは”Better Late...”とタイトルを冠して、他の未発表音源と共に日の目を見る事となります...................................................
また再結成が図られる事となりますが、中心メンバーだったKit Watkinsは不参加。

そこで白羽の矢が立ったのが、何とアカデミック系名手David Rosenthal (ex-Morning Thunder、Rainbow、Red Dawn、Billy Joelサポート他)！
そもそもかのバークレー音楽院在学以前からファンであった模様(!?)で、傑作”The Muse Awakening”制作・ツアーにも喜んで同行する事となります......................................................なんだかな～...............................................


世界的なレコード会社再編の煽りを受け国内配給が変更となり、この日本独自リマスター仕様は廃盤。現在では入手が非常に困難。この機会に是非。
注：発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。