クリスキットアンプ中にＭＣカートリッジ用のＭＣアンプ ＨＤＡ－１００がありました。
発売当時はまだＬＰが隆盛であり発売が当時のＬＰ人気に間に合った品です。
出品物はある方が所有されていたのですが御自分で組立てされのですが動作しなかったのでそのまま押入れ放置されていた
との事です。
５～６年程前にＬＰが復活しだしたのでこのＨＤＡ－１００の放置品を思いだされたのですがどうする事も出来なく困っていた
そうです。
でもその頃に当方と知り合いになり押入れ放置品の事を話されました。曰く「何とかなりますか」私に取っては何て事はないので
必ず何とかしますとお答えし品を見ました。
使用せずに長期間押入れ放置されていたので塗膜が剥がれ発錆があります。
クリスキットアンプの外観上の欠点であるラッカー塗装塗膜が剥がれてやがて発錆すると言う宿痾が顕現した品です。
それで自動車部品塗装屋さんに、筐体部品のラッカー塗装塗膜を薬品で完全除去しその後焼付塗装にする様に再塗装を依頼
しました。
その結果元のラッカー塗装と比肩出来ない位綺麗になりました。勿論耐久性も向上しています。
これでクリスキットアンプの欠点であるラッカー塗装の塗膜がすぐに剥がれ発錆する心配は皆無となりました。
但し前の塗装上にあったシルクスクリン印刷文字は消えているのでテプラ表示となっています。
ただ元の状態では発錆が有ったので錆跡が残るを承知して焼付塗装をしたので焼付塗装後も錆跡は肉眼で分かります。
でも錆自体は薬品で完全に錆落としを上で焼付塗装したので錆跡からの錆発生はありません。
筐体塗装が出来るまでに品のアンプ部の再組立てを行いテストベンチで試運転を行い動作するを確認しました。
動作不良は抵抗値の読み違いによる組み立てミスでした。
筐体塗装後はその方よりデノンＤＬ－１０３しか使用しないのでＭＣとＭＭの切り替えや更に電源ＯＮ/ＯＦＦも不要なので
その様に出来ないかと注文がありましたが、これには私も大賛成なのでその様に組み立てしました。
電源Ｓ/Ｗが無いのでプリアンプのSwichedコンセントかリモコン電源タップ等から給電してください。
現在は基板廻りや筐体内配線を含めて元の組立ては何処にも残っていません。
再組立て時に外から見えるゴムブッシュや黒ビスは全て新品にしました。
以後はその方が愛用されて毎日電源ＯＮされて使用されていましたが病気で鬼籍に入られ、家族からこの品が当方の所へ来ました。
出品物の外観ですがその方が鬼籍に入られるまでは毎日ＤＬ-１０３で好きなシンフォニーを聞かれる生活をされていたので電源
ＯＮが毎日あり通電時の発熱で内外共に湿気を帯びる事が無いに加え塗膜耐久性が大なため発錆がなく美品だと思いますが
画像で確認ください。
今回出品にあたり試聴と点検をしました。
視聴は当方の当方の98db/WmのメインＳＰを使用しましたがプリアンプVol最大にしてもノイズは１米離れると感じられません。
音質はクリスキットトーンと言える雑味の無い良い音です。
また1Kz、4.7Kz、22Kzの増幅度は約15倍なので仕様のゲイン23dbも保っています。
この品は基本的にはＤＣアンプですが出力にＤＣが出ない様に出力回路にコンデンサーがあるＤＣ構成なので問題が出ません。
ＤＣカット用のコンデンサーが無いアンプを使うのは音楽リスナーには危ないですよ。愛蔵のスピーカーが飛びますよ。
ところで最近音響アンプの出品で増えた電源ＯＮはしましたとか電源入りませんでしたとかの出鱈目出品ではありません。
電源ＯＮだけで音が問題無く出れば修理サービスと言う言葉は存在しません。電源が入りましたとのフレーズは音が出ないを隠す
修飾的表現です。この品はそんなチンケな出品物ではありません。
取引ですが代金授受はかんたん決済だけです。
発送は匿名等の卑怯な方法はしませんし、発送料金も公明正大にするため黒猫便(持ち込み割引有り)着払いだけです。
ヤフオクはメルカリの女子供が希望する様な匿名配達がデフォルトではなる様な配送方法選択をさせないでよ。
記載以外の取引要求されても落札者都合でキャンセルとし応じられません。
ここからは蛇足気味ですが記載します。
ＬＰレコードの再生に使う針カートリッジの形式にはＭＣ型とＭＭ型があります。どちらが良いか悪いかは無く好きな
方を使えば良いのですが原理的にＭＣ型の出力の方がレコード溝波形にリニアに比例します。
ＭＣ型は針の延長部にコイルが取り付けられていてコイルは磁界に中にあります。コイルの後部はテンションワイヤーで
カートリッジ筐体に固定されています。
それ故に針先をカートリッジ筐体から分離出来ないので全体交換の新品交換と
なります。針動作を見ると針先が力点でワイヤーが支点、コイルが作用点と
見なす梃の動作が確実に出来ます。
それに反しＭＭ型は針の後部にゴムダンパーをつけてカートリッジ筐体に納めています。ゴムダンパーの後部にマグネットが
付けれらています。ゴムダンパーは筐体の何処にも固定されていなく
グニャグニャの状態で
カートリッジの筐体に収納されています。
この状態なので
針先交換が
出来るのですが。
針動作を見ると
針先が力点、ゴムダンパーが支点、マグネット部が作用点となりますが支点であるゴムダンパーは固定
されて
いないので梃の動作がレコード溝とリニアに比例していません。この違いによりＭＣ型とＭＭ型で音の出具合が
確実に違います。
次に微小電圧しか出す事が出来ないＭＣ型では何ら等の電圧昇圧機構が必要です。ないとノイズの中に音楽が有る状態で
ＬＰを聞く様になります。
昇圧はトランスかアンプで行います。まずトランスは周波数が低い低域ではトランスの増幅度が低下します。これは物理即なので
避ける事が出来ません。それ故トランスで昇圧した時は低域不足で硬い音になります。
ところがアンプは周波数特性はトランスより遥かに広大で低域も十分に昇圧出来ます。それゆえ低域も豊かになり音全体が
豊潤になります。
私はＭＣ型カートリッジの場合は最初はＭＣアンプを使われるのをお手伝いした皆さんにはお勧めしていました。
最後に障害クリスキットアンプはオリジナル半導体を使用し修理しますので自己紹介欄のメールアドレスにお名前、連絡先、
機種名症状などを明記の上連絡ください。
修理記録はTwitterに記載しているのでTwitterにログイン出来るのであればTwitterの検索で shiroikotuka を検索されれば
より詳しく見れます。
さらに当方の事は http://www.bukkyo-u.ac.jp/facilities/shijo/essay/2010/04.html を見てください。
リンクが切れていれば https://drive.google.com/file/d/1-U9W2CO_6F8UPmp36nEZEGOWZ4xieIVS/view?usp=sharing
を見てください。駄目なら洛中楽話冬季.gifを拡大して見てください。
更に https://drive.google.com/file/d/1FLukXXRps28BBWuebYmNpDs1mS31oBTL/view?usp=sharing も見てください。
ついで自己紹介には記載していませんが当方クリスキットより上級ヘルパー(東部日本統括本部長、ヘルパーのヘルパー)に任命
されていました。