東京陸軍幼年学校・第四十七期生文集・若桜/非売品/終戦五十周年を迎え同期生の全員により今一度我々の過ごした半世紀の記録をまとめた文集
商品説明
東京陸軍幼年学校第四十七期生文集・若桜/非売品/終戦五十周年を迎え同期生の全員により今一度我々の過ごした半世紀の記録をまとめた文集
平成8年非売品389ページ部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
東幼四十七期生会 幹事
福田一彌 序 昭和十八年四月、我々四十七期生が希望に胸を膨らませ、全国各地より戸山の台に参集してから早 くも五十三年の月日が過ぎ去った。その間、厳しい戦時下ではあったが将校生徒としての輝かしい 日々、一転して敗戦後の物資不足、荒廃した都市や田園の中での苦しい生活、復興から経済大国への 過程での全力投球、バブルの収束に伴う不況の現在と目まぐるしく変化したこの半世紀を生き抜いて きた我々も、当時の紅顔の美少年から、世間では老人と呼ばれる年齢に達してしまった。
わが東幼四十七期生会も、最初有志の集まりから発足し、昭和二十八年新宿の景雲閣で、湯野川校 長殿を囲んで開催された集まりが最初の同期生会であったと思う。
平成八年六月以後も会合は回を重ねてきたが、昭和五十年の熱海での会で会の規約を決定、会費制度も確立して 以来、現在に至るまで毎年の同期生会、家族を交えた旅行会、二度の海外旅行等で懇親を深めてきた ほか、昭和五十年には卒業アルバムに代えての写真集 「東幼四十七期生の生活記録」を、また平成元 年には文集「昭和と共に」を発行するなどの活動も行なってきた。
昨年、終戦五十周年を迎え、同期生の出来得れば全員により今一度我々の過ごした半世紀の記録を まとめた文集を発行してはとの意見が持ちあがり、恐らく四十七期生会としては最後の大事業になる と思われる、この文集「若桜」の発刊を決定した次第である。
全員とまではいかなかったが、同期生各位のご協力を得て多数の原稿が集まり漸く完成を見ること が出来たことは、まことに同期生会の素晴らしい団結の力が発揮できたものと、一同で喜びを分かち 合いたいと思うものである。このささやかな文集が、激動の半世紀を記録するものとして、後世の参 考にいささかでも役立つ事があれば誠に幸いである。
なお、印刷製本を除き出来るだけ自力での出版をと志し、編集、校正は当然として題字についても 近藤昭三の揮毫によったことを最後に記しておく。
以上
面影を残す高尾駅 (旧浅川駅)
現在の甲州街道(西八王子
18年4月6日の法要
陸軍幼年学校
将来陸軍の将校を志願する少年に対して，初歩的な軍事学や軍事訓練を加味しながら，おもに普通学科を教授し，軍人精神の涵養 (かんよう) をはかる学校。日本の旧陸軍では，明治2 (1869) 年の兵学寮幼年学舎がその始りで，同5年陸軍幼年学校と改称，1887年幼年学校官制が制定され，96年には中央と地方の幼年学校が設けられた。教育総監が管轄し，入学資格は学歴に関係なく 13歳と 14歳の少年の志願者から試験で選抜した。修業3年で，卒業とともに陸軍士官学校予科 (のち陸軍予科士官学校) へ進学した。東京，仙台，名古屋，大阪，広島，熊本に設置されていた。
出典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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