テトラドラクマ
古代ギリシアの銀貨で4ドラクマの価値があり、紀元前510年から紀元前38年まで広く流通したコインです。
現存するテトラドラクマ貨の多くは、紀元前5世紀中ごろ以降からアテナイで造幣されたものです。この硬貨は古代ギリシア世界での取引に広く使われていたそうです。アテナイは国有の銀山を持っており、そこから銀を得ていました。アテナイのテトラドラクマ貨は表面にアテーナーの頭部が描かれ、裏面にはアテナイのポリスを象徴するフクロウとオリーブの小枝と三日月が描かれています。このデザインは約2世紀以上に渡って基本的に変化しませんでした。通貨の造幣でも競合関係にあったアイギナ島との差別化を図るため、アテナイでは1ドラクマあたり4.3グラムという基準に基づいてテトラドラクマ貨を造幣していました。
古代コイン、アテネの『フクロウ銀貨』です。
バランス整ったコインで、未使用グレードMSの評価です。
NGC社の鑑定
ATTICA ATHENS
c.440-404 BC
AR Tetradrachm
rv owl, olive spray, moon
グレードMS Strike: 5/5 Surface: 4/5
宜しくお願い致します。