写真同じです磐梯町に工場を構えるシグマさん。山木社長にお話をうかがいました。【第4部】
山木社長のお話は4部に分けてシグマ製品ページに掲載しています。
製造工程も画像でご紹介していますので、工場見学気分でほかの製品ページもご覧ください。
ふるさと納税返礼品であることをきっかけにシグマデビューする方もいらっしゃるかもしれません。
シグマ製品のレビューを見ると、質感のよさを絶賛する声も多いです。
ファーストシグマを手にする方に実感してもらいたい製品の魅力はありますか？
「先ほどお話したように、設計を担当する多くのメンバーは写真好きです。
自分の仕事に誇りを持っている人が多く、パッションをもってものづくりをしています。
我々が作っているのは工業製品ではありますが、我々にとっては製品ではなく作品に近いんです。
部品の精度はもちろんですが、ものとしての形も美しいし、感触もよいです。
トップクラスのデザイナーにデザインを依頼しているし、細部にいたるまでこだわりがつまっています。
実際に使ってみて細かいところに我々の情熱を感じていただくことができれば、作り手冥利に尽きるというものです。」
では、コアなシグマファンやハイエンド向けにはなにかありますか？
「シグマのファンの方のほうが我々よりも製品に詳しいので、難しいですね。
ファンの方々の期待を超えられるものを作りたいといつも考えています。
シグマは安い物を安く作るのは苦手です。
価値ある製品をリーズナブルな価格設定にする努力はたゆまず続けていますが。
いつまでもお客様にシグマのファンでいていただけるように頑張ろうという強い思いが、仕事を続ける大きなモチベーションになっています。」
さっと写真や動画を撮って、SNSでシェアする。写真の楽しみはこれまでにないくらい裾野が広がっています。
「まず、フィルムからデジタルへの転換がひとつのターニングポイントでした。
フィルム時代の写真は『アート』と『家族の記録』の二極化が顕著でした。
デジタルが主流になってから、写真はコミュニケ―ションツールになりました。
また、簡単に写真を公開できるようになったことで、それを見た誰かが『これがいい！』と思えば、それが作品として成立するようになっています。」
コミュニケーションとアートの境界を越えて、撮影することの役割は大きくなる一方です。
写真に期待することや写真との付き合い方が多様かつ複雑になっています。
「すでに顕著ですが、これからは動画によるコミュニケーションの重要性がさらに高まるでしょう。
動画撮影に対してもこれまでよりもさらに高いクオリティを求められると思います。
シグマではそういった要求に応えられるハイエンドの製品もしっかりラインナップしています。
ぜひご期待ください。」
いつかは使いこなしたい憧れの撮影機材でもあるシグマのラインナップ。
撮影機材としての性能も、美しいマテリアルとしても、ユーザーの期待をこえ続ける理由の一端が垣間見えました。