写真同じです大きな石臼に食材を載せ、半月型の石の杵を揺り動かし、食材をすり潰し作る粉末を煮込んで作るトロミのあるスープ粥を、アンデスではラワと呼んでいる。
凍結乾燥させたジャガイモの「サラ・ラワ」、キヌアの入った「ラワ・デ・サンタアナ」。塩味を基本に、刻まれた青ネギや唐辛子ソースを添えれば美味しさが増します。アンデスで母の味と言えば「ラワ」なのです。時間がない時でも手軽に栄養がとれる即席粥を作ろうと商品開発がスタート。
原材料は、白米の約2倍のたんぱく質、8倍の食物繊維、各種ビタミンやミネラルを豊富に含み、アミノ酸バランスに優れたキヌア。そしてキヌアに匹敵する栄養価を誇るアマランサス、カニーワ、サチャインチ。たんぱく質をバランスよく含み、栄養と美味しさを両立させて3種類のインカミールが完成しました。
インカミールには、「造血ビタミン」と言われる葉酸がオートミールの実に3～7倍、鉄分、マグネシム、カリウムも多く、授乳期間中のお母さんにもお勧めです。グルテンフリーなので、アレルゲンが母乳を通して赤ちゃんに伝わる心配がありませんし、小麦アレルギーのお子さまでも安心して食べられます。女性と子どもたちのための栄養が特長です。お湯を注いでお粥で食べるのが基本ですが、カップスープにひとふりすれば、コクと栄養がアップ。塩分等調味料も無添加なので、アレンジは自由自在。
WHOが推奨する「補完食」。赤ちゃんの活動が活発になる生後６か月を過ぎたころ、母乳だけでは必要な栄養が満たされなくなってきます。鉄分、たんぱく質、脂質が不足しがちになり赤ちゃんの貧血や亜鉛不足を防ぐために、WHOは「補完食」を推奨しています。助産師の奥山まりさんが主宰する「最新の離乳食」の試食会では、インカミール・アマランサスブレンドの「補完食」事例として、インカミールの即席粥にご自身の母乳とインカインチオイルもプラスしていました。日々、ぐんぐんと成長する赤ちゃん。脳の発達にもオメガ３は重要です。
古代ギリシャの哲学者たちは、万物は風・火・土・水の「四大元素」から成り立つと考えました。風は春＝黄、火は夏＝赤・橙、土は秋＝緑・茶、水は冬＝青・紫。それぞれの元素は季節や色と対応し、ヒトの健康においては、温・冷、乾・湿、開・閉など様々に影響を与えるとの考えに立ち、インドのアーユルベーダや中国漢方とも相関しつつ、後の時代の医学にも大きな影響を与えました。
たとえば、緑黄色野菜に含まれるカロテン、淡色野菜のイオウ化合物、トマトのリコピン、唐辛子のカプサイシン、紫いもや赤ワインのポリフェノール類、ブルーベリーのアントシアニン、柑橘類のテルペン等々のファイトケミカルは、抗酸化や免疫力などの健康効果と共に、植物の色素との関連も明らかとなりつつありますが、これは古代ギリシャの四大元素論が一つの出発点となっています。良質なタンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く含むインカミールと、ファイトケミカルの供給源として野菜フレークや野菜ジュースをセレクトすれば、植物の活発なエネルギーをお手軽に摂ることができます。忙しい日の朝食に植物の色の効果を取り入れてみませんか？