【輸入盤】 ディミトリ・ミトロプーロス/コンプリート・RCA&コロンビア・アルバム・コレクション(69CD) 【CD】:HMV&BOOKS online 1号店

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写真同じです商品説明「ギリシャの哲人」と称され、空前の音楽的豊穣をミネアポリス響とニューヨーク・フィルにもたらした伝説の名指揮者、ディミトリ・ミトロプーロスの全貌を世界で初めて69枚のCDに完全復刻。資料満載の充実のハードカバーブック付き。ミトロプーロス生誕125+1年記念リリース【名指揮者の全貌を収めた1年遅れのアニバーサリー・リリース】ギリシャ出身の名指揮者として、20世紀中盤にその名を世界に轟かせたディミトリ・ミトロプーロス[1896-1960]。昨年2021年はミトロプーロス生誕125年で、彼がアメリカの2大レーベルであるコロンビアとRCAに残した全録音を集成した、この69枚組の巨大なボックス・セットが企画され、日本ではその共同企画として、ハイブリッドディスク3枚組の「ニューヨーク・フィル・ステレオ・セッションズ 1957-1958」が12月に発売されています。69枚組ボックスの方は、コロナ禍ゆえに発売が1年ずれ込み、晴れて2023年4月に日の目を見ることになります。原盤保有レーベルが保管する正規マスターおよび原盤を使用してのオーセンティックなCD化は一部を除いて今回がほぼ初めてであり、ニューヨーク・フィルも全面的に協力の上実現したオーソライズド・リリースになります。昨年のオーマンディ&フィラデルフィアに続き、これまでライナー&シカゴ響、ピッツバーグ響、ミュンシュ&ボストン響、モントゥー&サンフランシスコ響、バルビローリ&ニューヨーク・フィルなど、20世紀のアメリカのオーケストラが名指揮者と共に築き上げてきた音楽遺産を最良の形で続々とボックス化しているソニークラシカルならではの企画といえましょう。【ギリシャから出た異才が花咲かせたミネアポリス響】ミトロプーロスは1896年、ギリシャ・アテネ生まれ。アテネ音楽院でピアノを学び、その後ベルリンではブゾーニに就いたほか音楽学・作曲をおさめました。E.クライバーの助手を務め、帰国後はアテネ響指揮者に就任。1936年にはボストン交響楽団を指揮してアメリカ・デビューを飾りセンセーショナルな成功をおさめます。ヨーロッパの政治情勢の悪化に伴い、1937年にはオーマンディの後任としてミネアポリス交響楽団(現ミネソタ管弦楽団)の音楽監督に就任し、1949年までの任期中にその実力を全米随一の楽団へと高めました。【1950年代のニューヨーク・フィルの立役者】1946年にアメリカ国籍を取得したミトロプーロスは、1949年にはストコフスキーとともにニューヨーク・フィルの「共同指揮者」に就任、1951年からは単独で「音楽監督」となり、1958年まで(最終シーズンはバーンスタインとの「共同指揮者」)その任にあってブルーノ・ワルターとバーンスタインをつなぐ10年間に個性的かつ巨大な足跡を残しました(アメリカで地方オケから5大メジャーの音楽監督へと「昇格」したのは、他にオーマンディ、ライナーなどの例があります)。ニューヨーク・フィル時代のミトロプーロスは、マーラーの交響曲や新ウィーン楽派に代表される後期ロマン派や20世紀の大作・新作を続々とレパートリーに取り入れ、同フィルに強い刺激をもたらしましたが、保守的なメディアからの強烈な批判を受けながらも黙々と自らの理想を実現していくさまは、文字通り孤高の存在を地で行くかのようでした。ニューヨーク時代の1954年からはメトロポリタン歌劇場でも活動し、さらにヨーロッパでの活動も軌道に乗り、特にウィーン・フィルとは親しい関係を築き上げ、フルトヴェングラー亡き後の最重要の指揮者としてザルツブルクとウィーンで共演を重ねています。1960年、ミラノでマーラー:交響曲第3番のリハーサル中に心臓発作で急死しました。【SPからステレオまでを網羅するミトロプーロスの録音遺産】ミトロプーロスの録音遺産は、1939年から1958年にかけて、手兵のミネアポリス響(1939~1945年)とニューヨーク・フィル(1950~1958年)とコロンビア・レーベルに残されたものがメインになります。またミネアポリス響とは1947、48年にRCAにもごく少数の録音を行なったほか、フィラデルフィア・ロビンフッド・デル管(フィラデルフィア管弦楽団のメンバーで構成された録音用オケの名称)、RCAビクター響、コロンビア響、メトロポリタン歌劇場とも録音。リュリやバッハ作品のオーケストラ編曲版から、同時代のアメリカ人作曲家W.シューマンやバーバーの作品まで、録音されたレパートリーは非常に幅広く、発売当時世界初録音となったものも数多く含まれています。全69枚はほぼ録音年代順に並べられており、ミトプーロスの演奏の変遷と並行して、録音技術の進歩や変化を辿ることのできるドキュメントともいえましょう。【中身のご紹介 ディスク1~24】● ミネアポリス響の「中興の祖」が成し遂げた多彩なレパートリー交響曲では、1万2千ドルという当時としては巨額の録音費用を肩代わりして栄誉ある「世界初録音」を実現させたマーラーの第1番『巨人』(Disc9)、生涯唯一のベートーヴェン交響曲録音となった第6番『田園』 (Disc19)、愛奏曲だったメンデルスゾーン第3番『スコットランド』第1回録音(Disc20)、シューマン第2番(Disc22)と第3番『ライン』 (Disc15)、得意としたロシア系では、チャイコフスキー第4番(Disc18)と第2番(Disc10)、SP時代「ベスト演奏」と謳われたボロディン第2番の第1回録音(Disc1)、プロコフィエフ『古典』(Disc21)、フランス系では、ショーソン(Disc6)とフランク(Disc17)の大曲があります。オーケストラ曲では、作曲者の自作自演に続く2種目の録音となったラフマニノフ『死の島』 (Disc8)、ヴォーン・ウィリアムズ『タリス幻想曲』第1回録音(Disc8)、ラヴェル『クープランの墓』(Disc5)、ミヨー『屋根の上の牛』(Disc5)など、やはりSP時代に名演として評価された録音が並びます。協奏曲では、師ブゾーニの下で同門だった名手エゴン・ペトリとのリスト『スペイン狂詩曲』(Disc1)、アルトゥール・ルービンシュタインとの唯一の共演録音であるチャイコフスキー第1番(Disc12)、映画でも活躍し幅広い人気を獲得したオスカー・レヴァントとのハチャトゥリアンとA.ルビンシテイン(Disc11)、1940年代のアメリカを代表する2組のピアノ・デュオと録音したモーツァルト(Disc4)とプーランク(Disc13)などの個性豊かなソリストとの共演が含まれています。【ディスク25~65】● ロシア音楽と新ウィーン楽派が際立つニューヨーク・フィルとの名演ニューヨーク・フィルとの録音レパートリーでは、ロシア音楽と新ウィーン楽派でメルクマールともいえる名盤が林立。前者では、チャイコフスキーの交響曲第5番(Disc45)・第6番『悲愴』(Disc55)、組曲第1番(Disc44)、ボロディン第2番の再録音(Disc44)、ショスタコーヴィチの交響曲第5番(Disc36)、第10番(Disc40)、オイストラフとのヴァイオリン協奏曲第1番(Disc46)、スクリャービン『法悦の詩』、『プロメテウス』(Disc35)、プロコフィエフ『キージェ中尉』(Disc48)、『ロメオとジュリエット』抜粋(Disc59)、1911年版を使ったストラヴィンスキー『ペトルーシュカ』(Disc26)と同フィルのパワフルな機能性を生かした激演多数。後者では、ニューヨーク・フィル定期での演奏会形式上演がライヴ収録されて大きな話題を呼んだベルク『ヴォツェック』(Disc27-28)、シェーンベルク『期待』(Disc30)、ミネアポリス時代のコンサートマスターであった盟友ルイス・クラスナーとのヴァイオリン協奏曲(Disc38)など世界初録音が続々。フランス音楽では、交響曲仕立てにしたベルリオーズ『ロメオとジュリット』抜粋(Disc33)、幻想交響曲(Disc62)、さらには当時としてもかなり珍しかったサン=サーンスの交響詩4曲(Disc49)、ドビュッシー『海』(Disc29)などがあります。再録音では、第5番とともにたった1日で録音したメンデルスゾーンの交響曲第3番『スコットランド』(Disc39)、ヴォーン・ウィリアムズ『タリス幻想曲』(Disc50)も残されています。また、コダーイ『ハーリ・ヤーノシュ』(Disc48)はモノラル時代屈指の名演でした。● 同時代音楽の圧倒的なプレゼンス同時代音楽では、1950年代のアメリカの音楽界で話題になった作品が多く取り上げられており、ロジャー・セッションズの交響曲第2番(Disc14)、ピータ・メニンの交響曲第3番(Disc41)、ガンサー・シュラーの金管と打楽器のための交響曲(Disc51、マイルス・デイビス参加の録音も含む)、M.グールド『フォールリヴァー伝説』組曲(Disc32)、作曲者キルヒナーが自らピアノ・パートを弾いたピアノ協奏曲第1番(Disc52)、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第4番(Disc50)、同郷の作曲家スカルコッタスの『4つのギリシャ舞曲』(Disc63)などがあります。● 個性的なソリストと共演した充実の協奏曲協奏曲ではメンデルスゾーン(Disc43)、ブルッフ(Disc31)、サン=サーンス(Disc31)、チャイコフスキー(Disc43)、プロコフィエフ第2番(Disc34)というモノラル時代に定番とされた名演や、ステレオ録音によるラロ(Disc65)を生み出したジノ・フランチェスカッティとの共演が光るほか、オイストラフのアメリカ・デビュー時の録音であるショスタコーヴィチ第1番(Disc46)、若きスターンとのプロコフィエフ第2番(Disc56)、珍しくヨーロッパ・ツアー中にパリで持たれたセッションで収録されたカザドシュとのベートーヴェン『皇帝』(Disc47)など、綺羅星のごときソリストとの豪華共演が揃います。【ディスク57~69】● オペラ指揮者としての卓越した才能を刻印1920年代のベルリン国立歌劇場でE.クライバーのアシスタントをつとめたミトロプーロスですが、本格的にオペラ指揮者としての活動を始めたのは1954年にメトロポリタン歌劇場にデビューしてからのことで、本人も周囲もオペラ指揮者としての適性を見抜き、そのパッション溢れる個性的な解釈が絶賛されました。そうした好評を反映して、このボックスにも、メトでの世界初演と並行して録音されたバーバー『ヴァネッサ』(Disc57-58)、英語版を使ったムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』(Disc60-61)、そしてメトのステージに立った初の黒人歌手マリアン・アンダースンをウルリカに起用した『仮面舞踏会』のハイライト(Disc64)が含まれているのが貴重です。● ピアノの名手でもあったミトロプーロスミトロプーロスはピアノの名手でもありました。ベルリン・フィルのデビューで、急病でキャンセルしたエゴン・ペトリの代わりに弾き振りしてセンセーションを巻き起こして以来、彼のトレードマークとなったプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は、1946年に録音されたフィラデルフィア・ロビンフッド・デル管との弾き振りが残されています(Disc34)。さらにこのボックスが貴重なのは、1952年に録音された極めてレアな、ミトロプーロスがピアノを弾いた室内楽録音が含まれていることで、ニューヨーク・フィルの首席オーボエ奏者だった名手ゴンバーク他と共演したヒンデミットとレフラー(Disc66)は、彼のピアニストとしての卓越した才能を刻印しています。● 没後に発売されたライヴ録音このボックスには、ミトロプーロス没後にリリースされたライヴ録音も含まれています。(Disc67)は盟友ロベール・カザドシュの息子でやはり優れたピアニストだったジャン・カザドシュ[1927-1972]の追悼盤として制作されたアルバムで、ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルと共演したベートーヴェンの第3番とモーツァルトの『デュポールの主題による変奏曲』がカップリングされています。(Disc68-69)は、メト恒例土曜日マチネ公演の生中継録音で、2011年になってメトロポリタン歌劇場のアーカイヴからオーソライズ盤として発売された『仮面舞踏会』の全曲で、(Disc64)が録音されるきっかけとなったメト上演史上でも特に有名な公演のライヴです。【LPカップリングでミトロプーロス以外の演奏も復活】…

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