1945年製造のウォータイム・ヴィンテージギター。10枚目の画像にある有名中古楽器販売サイトで掲載されていたギターです。ジム・ウォッシュバーンとリチャード・ジョンストンの共著『MARTIN GUITARS』では、1930～1945年までの間をGolden Era、黄金期と位置付けており（マーティン社では1920～1947年）、この期間には数多くの伝説的なヴィンテージ・ギターが生まれました。本器もそのゴールデン・エラ時代に誕生した1945年製の000-18です。1945年に製造された000-18は400本となります。トップのスプルース（確証はないのですが木目から見ても、1946年からシトカスプルースに変更となる前のアディロンダックスプルースが使われていると思われます）もサイド・バック・ネックのマホガニーも最高の材が用いられています。Tバーロッドのマホガニーネック。ネックはリセット済みで弦の高さを低くセットして頂きました。ボディの下部とバックのセンターに割れ、ピックガード下にマーチンクラック、ボディ右サイド下部に打跡がありますが、全て工房にて修理済で、必要箇所にはクリート処理してあります。ハードケース（留め金がひとつ壊れていますが、使用に問題はありません）付属。トップ:スプルース、サイド・バック:マホガニー、ネック:マホガニー、フィンガーボード・ブリッジ:ハカランダ、サドル:牛骨、ナット:アイボリー、エンドピン:エボニー。シリアルナンバー:92685。千葉県にあるOギター工房に調整を依頼し、ネックのリセット（その際にロッドがTバーであることを確認しています。画像も残してあります。）とサドル調整て、弦高値は《6弦12フレット上：約2.20mm、1弦12フレット上：約1.8mm》とし、現状のトップやネックのコンディションからベストな状態にて調整をしていただきました。今、マーチンギターの代理店として有名なK楽器で、Martin 1946年製000-18 ♯94567 が１９８００００円で販売されています。出品中の楽器がいかにリーズナブルな価格で出品されているかご理解ください。更に同じくK楽器店総本店ではMartin 000-181937年製 4980000円（！）というギターも販売されています。ますます手に入りにくくなり価格が高騰しているマーチンのヴィンテージギターを是非ご検討ください。