★Sevres(cit de la cramique)★ フランスが誇るセーブル窯はポンパドール婦人の助力もあって、王立窯として発展を遂げました。1759年、王立セーブル製陶所となり、今もフランスの文化と美を伝える優れた陶磁器を生み出し続ける国立セーブル製陶所の歴史はここに始まります。セーブルの功績は、国家的使命ともいえるフランス独自の意匠を確立し、完成度の高い芸術作品を作り続けてきたことにあります。18世紀、セーブルは東洋芸術の様式をうけつぎながらも、当代一流の化学者、画家、彫刻家、金工家の参加によって独自の世界を創造しました。「王者の青」「ローズ・ポンパドール」と呼ばれるセーブルの色、華美で鮮麗な装飾、独特の風合を持つソフトペーストなど、他の追随を許さないセーブル芸術が、宮廷文化の中に華開いたのです。盛名を馳せたセーブルも、国窯という背景から生産は非常に限定され、世の人々の目に触れることは少なく、「希少な陶磁器」と呼ばれました。今日に至っても、生産量は年間約6000ピースと限定され、そのほとんどがフランス国家のために作られます。この少量生産は、「最高の作品を作り出す」ための必然であり、その稀少性ゆえに、誇り高きセーブルの名声は一段と高まっています。
ブランド(原産国)
【セーブル・SEVRES】フランス
作品名(パターン)
Vases anthropomorphes,1993/94
(花瓶・アンソロポモロフ)ペアセット
原作制作年度
1993/94年 Pascal Convert(パスカル コンベー)
制作年度
2003年
作品サイズ
高さ:36cm
特記事項
画像と実際の作品の色合い及び風合いは微妙に異なります。
ギフト包装
対応できません。
参考上代(定価)
オープンプライス
作品説明
【素材:PN(ヌーベルペースト)1882~1884年にセーブル工房で改良認可された素材】
この作品は作家の前面からの左右の腕を表しています。人体擬似形花瓶のこのペア作品は分離存在はない。外部はビスキュイ(釉薬なし)で内部はBleu de Sevres(セーブル ブルー)。
制作法は流し込み技法。ブルーは伝統のBleu de Sevres(セーブル ブルー)で特例としてウエッテング後の釉の塗りで吹き入れ技法は使われていません。 20世紀初頭、セーブル陶磁器製作所工房で創られた花瓶(VASE)の形体には主に街などの地名がつけられ、1918年~1920年には大河の名前が付けられました。1923年から1925年以降には製作者の名前がつけられるようになりました。
作品にはセーブル工房のロゴと成型年度、完成年度が記されています。
☆Pate dure nouvelle(ou P.N)☆
ヌーベルペースト(新硬質磁器 P.N):基本素材はカオリン、長石、水晶(これらの素材は1882~1884年にセーブル工房で開発された)で、PNはこれらの素材を1280℃~1300℃で焼く。
★Pascal Convert(パスカル コンベー)★
この彫刻家は1957年にMont-de-Marsan(フランス)にて生まれる。BiarritzとParisの両地に住居を持ち活動。Tourcoingの国立芸術コンテンポラリーアトリエにて教鞭をとる。
彼の芸術活動は、多形で類型化を拒否し<偏差の芸術>である。
1993/94年Pascal Convertはセーブル工房で人体擬似と叙伝風の <身体の人工補整器>を表徴した彫刻作品を制作。
★Sevres(cit de la cramique)★
フランスが誇るセーブル窯はポンパドール婦人の助力もあって、王立窯として発展を遂げました。1759年、王立セーブル製陶所となり、今もフランスの文化と美を伝える優れた陶磁器を生み出し続ける国立セーブル製陶所の歴史はここに始まります。セーブルの功績は、国家的使命ともいえるフランス独自の意匠を確立し、完成度の高い芸術作品を作り続けてきたことにあります。18世紀、セーブルは東洋芸術の様式をうけつぎながらも、当代一流の化学者、画家、彫刻家、金工家の参加によって独自の世界を創造しました。「王者の青」「ローズ・ポンパドール」と呼ばれるセーブルの色、華美で鮮麗な装飾、独特の風合を持つソフトペーストなど、他の追随を許さないセーブル芸術が、宮廷文化の中に華開いたのです。盛名を馳せたセーブルも、国窯という背景から生産は非常に限定され、世の人々の目に触れることは少なく、「希少な陶磁器」と呼ばれました。今日に至っても、生産量は年間約6000ピースと限定され、そのほとんどがフランス国家のために作られます。この少量生産は、「最高の作品を作り出す」ための必然であり、その稀少性ゆえに、誇り高きセーブルの名声は一段と高まっています。